『彼はどんな人物ですか』と、100人の女子に聞いてみたとする。きっと、答えは皆同じ。
『とても優しくて、笑顔が素敵なのvv』とか、
『頭が良くて、スポーツもできるの///』とか……。
100人全員がこう答えるだろう。
まぁ、確かにヤツは“表面上”はそういう性格だ。しかし、それは『飽くまで』だ。ヤツの
本性を知る者から見れば、表の顔……仮面を着けているヤツは面白くて仕方が無い。少なく
とも、私は思う。
ヤツの真の顔は誰も知らない。ヤツの『同士』だというヤツも恐らく知らない。表では誠
実な優等生の彼を、誰が見破ることが出来るだろうか?そう、彼の真の正体は……『Mr.女子
トイレ』だぁぁぁああああ!!
この際言わせてもらうわ。ヤツは唯の変態よっ!!だって普通、長年探していたものが女
子トイレにあるからって平然と入れるかっ!?
スリザリンの誇りは何処へ逝ったぁぁぁぁぁあああ!!!!
『今日も楽しく生きています!?』
「リドルのあんぽんたん」
「何だい?喧嘩を売っているのかい?」
「別に。変態さん」
「言いたい事があるならハッキリ言ってくれないかい、?」
(変態)リドルは微笑んではいるが、眼だけは笑っていなかった。それに加え、青筋も
浮かべている。……まぁ、いつもの事だけど。私が言う事に一々怒っていたら、身が持たな
いっていうのに、ねぇ?
「言いたい事など何も無いさ、Mr.女子トイレ?」
ブチッ
あ、嫌な音が聞こえた……。
「へぇ……?そんな態度とるんだ。っていうか、まだ言ってたんだ?」
私の嫌いな微笑みを浮かべてリドルは言う。こんな時のリドルは関わらない方が良いのだ
が……。
「ああ、勿論。気高きスリザリン生の誇りは何処へ行ったのだ?クソ蛇野郎」
「……はぁ。君、本当にスリザリンかい?スリザリンの象徴たる蛇を侮辱しているよ?」
「お前に言われる筋合いは無いさ。それに、象徴はカンケー無いだろう?私は蛇が好きでス
リザリンに入ったわけでは無いのだから。それに、私は爬虫類が苦手なんだ」
私は売られた喧嘩は買う主義だ(今回は自分で売ったケド)。だから関わらない方が良いと
思っていても、私の誇り(←どんな誇りだよ;)がそれを許さない。
「……へぇ……爬虫類が苦手なのか……。良い事を聞いたなっ♪」
ゾクッ
他者から見たら極上の笑みと取れるリドルのソレに、私は戦慄を覚えた。
「えっ……り、リドル君?」
「さぁて。今夜は楽しもうね、♪」
リドルの意味深な言葉と恐ろしい微笑みの所為で、私は反論をする気力が失せてしまった。
「何でも無いです……;」
そんなこんなで、今日も楽しく生きています(多分)。